『燃えよ剣』ロケ地パネル展

令和3年10月15日から公開された『燃えよ剣』。幕末の新選組のお話ですが、そのメンバーの1人“沖田総司”のクライマックスシーンは林田大庄屋旧三木家住宅で撮影されました。※撮影は2019年3月20日です。

前日から撮影現場作りが行われ、スタッフの方々のこの映画に対する熱い思いを感じながら、映画作りの大変さを垣間見ることが出来ました。

コロナ禍により延び延びとなっていた公開がやっと始まり、姫路での撮影が行われた姫路城・亀山御坊本徳寺・林田大庄屋旧三木家住宅でロケ地パネル展が開催され、姫路市に限らず遠方からもお客様が訪れました。

無縁ではなかった林田藩と新選組

尊王攘夷派の大高又次郎は、林田藩士でした。36歳の時に脱藩し、2年後に吉田松陰と出会います。その後、尊皇攘夷派とともに活動しますが、その中の過激派が二条城(当時の大番頭(おおばんがしら=警護の最高責任職)は、林田藩九代藩主 建部政和(まさより))の乗っ取りを企てていたことを案じた又次郎は、ひそかに城内の近臣と通じて二条城の安全を図ろうとしていたそうです。しかし、京都の池田屋事件に遭遇し奮戦むなしく新選組に討たれ44歳で闘死しました。