林田ひな祭り

三木家にご寄贈いただたいお雛様と手作りの雄雛様を中心に展示しました。

昨年、一昨年とコロナ感染症拡大により中止となりましたが、今年は最後まで開催することができました。

昔ながらの行事の展示を開催していると色々と行事の歴史を聞かれます。お雛様で多い質問が『どっちが右でどっちが左ですか?』です。

日本では、古くから向かって右側が上席とされ『男雛は向かって右、女雛は向かって左』でした。
それが、明治となり西洋文化を取り入れるようになっていき、大正天皇の即位の礼の時に国際基準に倣った並びとなる予定でしたが、皇后がご懐妊中で天皇おひとりで臨まれました。その後、昭和天皇の『即位の礼』の時、向かって左側を上席とする国際基準にならい、向かって左に天皇、向かって右に皇后が立たれたことで、それ以降のお雛様は並びを変えたと云われています。
しかしながら京都では、古くからの伝統を重んじ『京雛』として昔ながらの配置が用いられています。

色々な歴史を知ることは面白いです。

もう一度写真でご覧下さい。