林田町イメージキャラクターの鉄兜(てっとう)先生とゆたりん姫。林田大庄屋旧三木家住宅の長屋門でもお客様を出迎えてくれています。仲の良いお二人のこと紹介します。
鉄兜先生
河野鉄兜先生は、寛政6年(1794)、林田藩7代藩主政賢(まさかた)が創建した藩校 敬業館の教授のひとりです。兵庫県姫路市網干区余子浜で生まれ、儒学はもちろん国学・雅学・薬草学・漢学と博学でした。詩人としても知られ、とくに漢詩「吉野懐古」は有名です。
しばしば姫路の本屋に立ち寄り、鉄兜先生は立ち読みしては内容を覚えてしまって本を買わないので、店主は鉄兜先生の顔を見ると新刊書を隠したという逸話も残っています。
林田藩に仕えたのは嘉永4年(1851)のことで、9代藩主 政和(まさより)の記室(書記官)となり、教授を兼ねました。林田大庄屋旧三木家住宅の内蔵には河野鉄兜先生の書の屏風が置いてあります。
文政8年(1825)~慶応3年(1867)没
ゆたりん姫
ゆたりん姫は姫路市はやしだ交流センターゆたりんがお里です。
ゆたりんは、深さ1,338m、約2億1千万年前の堆積岩(丹波層群)の割れ目から湧き出す天然温泉です。「ゆたりん」の由来は、決して「湯が足りない」わけではありません。「林田湯」を逆さに読んで「ゆたりん」と公募で決まった名前です。
実は林田町や三木家で見かけるゆたりん姫と姫路市はやしだ交流センターゆたりんで見かけるゆたりん姫はどこかが違います。さて、どこが違うのか「ゆたりん」で見つけてくださいね。