林田町の三校「林田中・林田小・伊勢小」では、一年間を通じて学校教育の中に俳句を取り入れ、自分を見つめ直す・自分の言葉で俳句を詠む・周りの人たちの詠んだ俳句を通じてどう感じているのか俳句の意図など、一つの俳句を多方面から分析することで子どもたちの心を育んでいます。
そして、子どもたちが詠んだ俳句を地元にある重要文化財『林田大庄屋旧三木家住宅』で今年も発表することができました。
素直な心で詠んだ俳句はすっーと心に入ります。今子ども達は何を感じて、何をしようとしているのか、ぜひもう一度ご覧下さい。
最優秀作品
【小学校低学年の部】
- 見てほしい セミのブローチ おしゃれでしょ
◆伊勢小二年
【小学校中学年の部】
- 赤とんぼ わたしと家まで バトンリレー
◆林田小四年
【小学校高学年の部】
【中学校の部】
優秀作品
【小学校低学年の部】
- あまがえる あめがふるのを まってるよ
◆林田小一年
- なつやすみ やりたいことが やまのよう
◆林田小一年
【小学校中学年の部】
- かかしがね 畑を守り つらそうだ
◆林田小三年
- 水田に やさしくゆれる 月明かり
◆●●小●年
【小学校高学年の部】
- 月が出て 空から見守る 世界中
◆林田小五年
- 時が経ち 黄金色に染まる 稲穂かな
◆伊勢小五年
【中学校の部】
- 自転車で 一緒に風切る 秋あかね
◆一年
- 秋風や 葉っぱに乗って 訪れる
◆二年
優良賞
【小学校低学年の部】
- ぶらんこで ちょうといっしょに ゆうらゆら
◆伊勢小一年
- ながれぼし ねがいをかなえ しゅっぱつだ
◆林田小二年
- コオロギが いいおと出して うたづくり
◆林田小二年
【小学校中学年の部】
- 母の日だ 心をこめて はいどうぞ
◆林田小三年
- 赤い海 かさなるもみじ いせの里
◆伊勢小三年
- 森の中 もみじのじゅうたん ひみつきち
◆伊勢小四年
【小学校高学年の部】
- 夏はまだ 終わりはしない 山の色
◆林田小五年
- イネのほよ 風にふかれて 首たおす
◆林田小六年
- 子ら遊ぶ そばで蜻蛉も 遊びけり
◆林田小六年
【中学校の部】
- 墓参り 凜と輝く 菊の花
◆二年
- 除夜の鐘 気づかず眠る 手にはペン
◆三年
- 新米の 幸せさけぶ みなの腹
◆三年
入選作品
【小学校低学年の部】
- ふうりんが きれいなおとで ちりんちりん
◆林田小一年
- なつのじき トマトにきゅうり かじったよ
◆林田小一年
- なつのひに ラムネをかって いっきのみ
◆林田小一年
- あさがおの たねがとれたよ ざっくざく
◆伊勢小一年
- いねかりだ さあがんばるぞ どろだらけ
◆林田小二年
- みのむしは 木から出てきて ふくきてる
◆林田小二年
- ぬけがらだ おでかけしてるの? アブラゼミ
◆伊勢小二年
【小学校中学年の部】
- ヒガンバナ はたけのよこに ぽつりさく
◆林田小三年
- コスモスの においにひかれ バッタ来る
◆林田小三年
- ひがん花 夕日に当たる おほしさま
◆林田小三年
- 山近く 鹿がちょこんと 立っておる
◆林田小四年
- 赤とんぼ 夕日でそまり 真っ赤っか
◆林田小四年
- 佐見山も 秋になったら 衣がえ
◆林田小四年
- 夜の道 親をさがして こじかなく
◆伊勢小四年
【小学校高学年の部】
- 秋魚 秋刀魚はなんと 青魚
◆林田小五年
- 台風が 町をのみこむ おおさわぎ
◆林田小五年
- 朝っぱら 畑をあるくと かぼちゃふむ
◆林田小五年
- 天の川 二人結ばれ いい夜だ
◆林田小五年
- 雨の日に あじさい輝く 宝石だ
◆伊勢小五年
- えん側で 音色に聞き入る 赤とんぼ
◆林田小六年
- 夏休み 琴の音色が 外までも
◆伊勢小六年
【中学校の部】
- 秋の夜 寝転んで見る 星の海
◆一年
- ゆったりと 空を泳ぐは いわし雲
◆一年
- 蛍たち 夜中に照らす 道標
◆一年
- 目を覚ます ぼくといっしょに アサガオが
◆一年
- よく見える いなかの特権 秋のほし
◆二年
- すすき揺れ 風吹く空に 光る夜
◆二年
- 外見れば 見つめあってる 芋と犬
◆二年
- あざやかに 心うばった 夏の月
◆三年
- 夜道にて 柏の葉なくす たぬきかな
◆三年
- バス停で 手を振る少女 麦の秋
◆三年
- 名月や 池に映りて 道示す
◆三年
毎年開催している蔵の作品展、今年も見事な作品が並び見る人の心を和ませてくれました。ことに吉川洋子さんの作品には心を奪われました。緻密で繊細な和紙ちぎり絵に皆さん驚かれ、あちこちから『凄い』の言葉が聞かれました。
絵の具等は一切使わず、薄く剥いだ和紙を重ね合わせグラデーションを出す技法や古い着物を使った様々な作品は本当に素晴らしい物でした。
作品展が終わって、ご覧頂いた方々から『吉川さんの作品は凄かったわ。良い物を見せて頂きました。』と多くの感想をいただきました。
また、地域の皆様から寄せられた作品展も好評をいただきました。昨年からのコロナ過での開催でしたが、多くの方に見て頂きました。ありがとうございました。写真では、和紙ちぎり絵が分かりにくいのですが、もう一度ご覧下さい。
今年は、コロナ過での開催となり、いつもは短冊に願い事を書いて笹に取り付けている姿を見る度に今年も開催できて良かったと思っていましたが、感染予防のためご来館者にも参加して頂く笹飾りは取りやめました。残念です。来年はご参加いただけるような七夕になればと思っています。
七夕祭りと同時開催の『妻木敏保古民具再生工房作品展』では、今では使われることのなくなった昔の道具を再生して命を再び吹き込んだ作品を展示してみて頂きました。三木家とともに時代をともに生きてきた道具たちばかりです。妻木さんの作品を見ていると物というよりは自分たちの生活を支えてくれた道具に対してのいたわりや感謝の気持ちに感銘し、今の流行の言葉で言えばSDGsの心意気を感じました。
また、内蔵では、日本画展も開催。日本の四季や日本に居ながら世界の景色を見せていただきました。
もう一度写真でお楽しみください。
昨年は、開催期間途中で臨時休館となってしまいましたが、今年は最後まで開催することができました。ここ数年は江戸時代のお雛様を展示しておりましたが、今年は、地域の方々の手作りの愛らしいお雛様が並びました。
同時に三木家10年のあゆみ写真展が開催中であったことから、例年に比べるとお雛様が少ないもののたくさんの方に見ていただけました。
もう一度写真でお楽しみください。
林田大庄屋旧三木家住宅は、平成22年7月2日に一般公開が始まり、今年で10周年を迎えました。
当初、5周年記念で人気を博した「渡辺うめ人形展 あぜみちの詩」を開催する予定でした。しかし、新型コロナウィルス感染症が日常の生活を一変させ、開催を変更せざるを得ませんでした。やむなく10周年記念「10年のあゆみ写真展」を開催しましたが、色々な方々に支えらた10年であったことが改めて思い起こされました。
10月2日~3月22日までの期間開催された写真展でしたが、皆様に楽しんでいただけるようにとこれまでに人気のあった人形展などを作者や関係者のご協力で一部再現し展示することもできました。
イベントをきっかけに交友が始まった方が駆けつけて下さったり、お客様の中には、展示していた写真の中にご自分を見つけ喜んでおられる方も・・・。
これからも季節を味わえるような企画を取り入れながら、皆さんに喜んでいただけるイベントをと考えています。
10年間色々と応援していただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
荒木富佐子「村ではじめて」
渡辺うめ「スキー人形」
渡部美智子「お父さんの背中」
三村洋子・笹井銀次郎
西田百合子「おばあちゃん」
渡辺うめ「おしくらまんじゅう」
山本 榮木目込み人形
西田百合子「おしくらまんじゅう」
渡辺うめ「老夫婦」
荒木富佐子「畳干し」
渡辺うめ
西田百合子「和尚さん」
渡辺うめ「干し柿」
渡辺うめ「箱階段」
今年の林田ひな祭りは、令和2年となった1月辺りからニュースで流れていた新型コロナウィルスがあっという間に世界中に広がり、日本でも初めての緊急事態宣言が発出され、林田大庄屋旧三木家住宅も臨時休館となってしまったことから8日間の開催のみとなってしまいました。
皆様にお楽しみいただけるようにと、日本玩具博物館の尾﨑織女先生をお迎えしての雛祭歴史トークなどを企画しておりましたが、残念な結果となってしまいました。一日も早い新型コロナウィルスの終息を願いたいと思います。
あまり写真も撮影しておりませんがお楽しみいただければと思います。
毎年開催される姫路市林田町の風物詩『灯りの祭典&林田ふれあい冬祭り』が今年も姫路市はやしだ交流センターゆたりんで開かれました。
スポーツ大会で汗をかいて、屋台でうまいもんめぐり、ゆたりんのお風呂に入り、夜はイルミネーションと楽しさ倍増に多くの方が押し寄せ、寒い中にもあったかな日差しの中で、盛大に開催されました。会場に用意されたテーブルではおいしいもん巡りで買ったグルメを家族や友達などみんなで舌鼓。笑顔があふれていました。
前日の晩には、ハンドベル演奏会が開催され、会場となったゆたりん多目的室に多くの方が来られ満席・立見席もでるほどとなりました。突然ハンドベルの会場に現れた真っ白い長~いお髭のサンタさんにこどもたちは大喜び。プレゼントをもらっていました。また、『ゆたりん』のイルミネーションが今年も点灯。昨年よりもバージョンアップしたイルミネーションが、夜訪れたお客様の目を楽しませてくれました。
姫路市林田町にある『ゆたりん』での開催ですが、町内外を問わずどなたでも参加できます。来年もぜひお越しください。
林田校区【林田小・伊勢小・林田中】三校合同の俳句展『ふるさとを詠む』を地元にある林田大庄屋旧三木家住宅で開催しました。
子どもたちの感性豊かな観察力・洞察力・素直な心でふるさとを詠んだ見事な俳句が並びました。
どれも甲乙つけがたく、審査の時は毎回悩み大変だとお聞きしています。
見学の際も、友だち・兄弟の俳句を見たり、また学年を越えて優秀作品を見入っていました。
三木家で毎年開催している蔵の作品展。毎年匠を思わせるような作品がたくさん並び、見る人の心を和ませてくれます。
今年も押し花・折紙・書・リメイク小物・リメイク服・陶芸・工芸・編み物など多くの作品が並び、楽しませてくれました。
もう一度写真でお楽しみください。
企画展 『古布に魅せられて』 山本 榮木目込人形
同時開催 『幕末の漢詩人』河野鐵兜掛軸展
同時開催 『はりま版画ノート』大前信也版画展
一般作品
中秋の名月の月明かりの中、重厚な茅葺きの日本家屋“林田大庄屋旧三木家住宅”で開催される『三木家観月会』。
毎年、お抹茶コーナーを担当してくださる福島様をはじめとする茶道会の方々や、洪水様を師に活動されておられる林田公民館の陶芸教室の皆さん、玉田様がご指導されておられる書と灯りのコラボ作品などたくさんの地域の方々のご協力で素晴らしい手作りの観月会となり、来られた方々の心を魅了しました。
月あかりコンサートでは、昨年とはガラリと雰囲気を変え、フルート・ピアノ・チェロのアンサンブル『Luft Musica(フルト ムジカ)』の生のステージを間近に感じて頂きながら、三木家ならではの観月会の一時を過ごしていただきました。
もう一度写真でお楽しみください。