姫路市はやしだ交流センターゆたりんで毎年開催される『灯りの祭典&林田ふれあい冬祭り』。姫路市林田町の風物詩ともなっているイベント。スポーツ大会で汗をかいて、屋台でうまいもんめぐり、ゆたりんのお風呂に入り、夜はイルミネーションと楽しさ倍増に多くの方が押し寄せ、寒い中にもあったかな日差しの中で、盛大に開催されました。
毎年、昔ながらの杵の餅つきでは、林田中の若さあふれる力強い野球部の男子生徒たちが大活躍。ワイワイガヤガヤと活気に満ちていました。また、バレー部の女子生徒たちはお餅の丸め役を担ってくれ、冬祭りを盛り上げてくれました。
また、前日の夕方に『ゆたりん』のイルミネーションが点灯。昨年よりもバージョンアップしたイルミネーションが、夜訪れたお客様の目を楽しませてくれました。
姫路市林田町にある『ゆたりん』での開催ですが、町内外を問わずどなたでも参加できますので、ぜひ今度開催される時は、ご家族・お友達とで楽しい一日を過ごしてください。
ふれあい冬まつり2016
- 開催日 平成28年12月18日(日)
- 場 所 林田交流センター ゆたりん
イルミネーション
- 点灯式 平成28年12月17日(土)17:00
- 点灯期間 平成28年12月17日(土)~平成29年2月25日(土)
まぼろしの焼き物とされる『林田焼』と林田藩 藩校 「敬業館」の教授であった『河野鐵兜展』を三木家で開催しました。
また、例年開催している手作りによる『蔵の作品展』を同時開催しました。
林田焼と河野鐵兜展
江戸時代初期の頃とは思えない見事な数々の林田焼(34セット)が三木家の座敷に並び、三木家を訪れる方々を魅了しました。林田に住んでいても林田焼を知らない人も多く、歴史のある林田を再認識するとともに林田町内外の多くの方に見て頂くことが出来ました。
また、河野鐵兜展では、三木家の内蔵に河野鐵兜が残した24点の掛軸・扁額・屏風などを展示し、吉野三絶など他ではなかなか見ることのできない掛軸も並び、見て頂くことができました。期間中に、「実は我が家にも秀野と書かれた掛軸があり、これも河野鐵兜さんが書かれたものでしょうかと」との問い合わせがあるなど、ハプニングもありました。色々な名前を持つ河野鐵兜先生ですが、秀野もその一つです。しかし、鑑定などは決して素人にはできるものではありませんので、名前の事のみお伝えしました。
そして、11月19日(土)に開催された“公開パネルディスカッション 「河野鐵兜ってどんな人?!」”では、河野鐵兜を様々な面から語っていただき、林田を舞台に幕末の勤皇に大きく関わっていたことを知る事もできた良い機会となりました。
蔵の作品展と手作り教室
三木家にある米蔵・新蔵をはじめ、奥座敷・離座敷も使い、様々なジャンルの手作りの作品(359点)が並び、手作りのあたたかさと作り手の匠な技と心を感じる素晴らしい作品展となりました。
また、今年は期間中に初めて手作り教室を開催しました。11月23日(水・祝)には「花結び」、11月27日(日)には「小袱紗作り」を体験しましたが、講師である斎藤先生から作り方の手ほどきだけでなく、相手を思いやる気持ちから生まれる作法なども教えていただき良い機会となりました。
昨年に引き続き、地元の小中三校合同の俳句展『ふるさとを詠む』を林田大庄屋旧三木家住宅で開催しました。
素直な心で詠んだ俳句は、すぅーと心に入り、目の前にサァーと情景が浮かび飛び込んできます。昨年も子どもたちの観察力には驚きましたが、今年も見事な俳句が並びました。どれも甲乙つけがたく、審査の時はずいぶん迷われたと聞きました。
見学の際も、それぞれに友だちの俳句を見たり、また学年を越えて優秀作品を見入っていました。
最優秀賞
◆小学校低学年の部◆
『コスモスを 見上げてとおる 帰り道』
伊勢小学校 二年 高橋 快勢
◆小学校中学年の部◆
『秋の空 もみじが空を ながめてる』
林田小学校 四年 表口 愛棶
◆小学校高学年の部◆
『みぞの石 そおっとのけると 赤いかに』
伊勢小学校 五年 松尾 優佳
『いね泳ぐ 音が聞こえる ざわざわと』
林田小学校 五年 矢羽 美月
◆中学校の部◆
『手を振れば 鳥居の向こうに 降る紅葉』
二年 成定 花澄
『夏風と カーテン揺らす ピアノの音』
三年 山田 うらら
◆審査委員長賞◆
『風の音と 一つの灯 星空に』
林田中 三年 澤野 萌華
姫路市林田町 夜8時30分頃のお月さまです。林田町 家木恵子さん提供
天気予報では雨となっていた姫路市の夜のお天気。どうなることかとハラハラしましたが、雲からときどき顔を覗かせるお月さまを見ることができました。
今年の三木家観月会は、庭園の池をバックに月明かりコンサートを開催。男性スタッフの発案で、さらにバージョンアップして観月会を楽しんでいただこうと、ステージを手作りしました。投光用のライトも高い場所に設置したりといろいろと工夫しました。
昨年もお越し頂いたお客さまからは、『やっぱりここにして良かったです。今年はさらにすごいことになってますねぇ。』とのお声をいただきました。『いつもは姫路城の観月会に行っていたけど、ここも素晴らしい。また来年もきます。』とのお言葉もいただき、うれしい限りです。
月あかりコンサートでは、林田町在住の矢野博愛さんの篠笛、そして姫路城の観月会などにもご出演経験を持つ原田頑山さんと子弟 松本 学さん・矢野俊朗さんのお二人に加え、同じく林田町在住の湊 律子さん率いる湊社中との箏曲コラボコンサートを開催。重厚ある三木家の建物と月あかりコンサートの音色とステージが今年の観月会を盛り上げてくれました。
また、色々な行灯や提灯、陶製の灯り、手書きの和紙など手作りのあかりが足元をやさしく照らし、時間を追うごとに灯りが変わり楽しめました。今年は外国からのお客様も来られ、『wonderful』『beautiful』『fantastic』を連発。日本の趣向の一つ「観月会」を楽しんでおられました。
中庭では地元の茶道の会の方や中学生にもお手伝いいただき、三木家の観月会に来て頂いたお客様にお抹茶とお月見団子のおもてなしを楽しんでいただくことができ、無事に終えることができました。
今年の三木家の観月会にお越し頂いたお客様にお礼とそして地元のたくさんの方のご協力とスタッフの皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、来年のお越しをお待ちしております。
昔ながらの七夕飾りとちょっと仙台七夕を思わせるような大きな七夕飾りを三木家に飾りました。また、林田っ子が作ったかわいい七夕飾りもお目見えしました。ここのところ日本だけでなく、世界中で起こっている地震、ことのほか熊本大分地震は衝撃的でした。被災地の復興も願い、地域の方々の力も借りながら七夕飾りを作り飾りました。
また、今年は長屋門をくぐったところに小さな笹飾りを立てました。すると、小さなお子様を連れた親子連れのお客様などが思い思いの短冊に願い事を書いて飾っていました。みなさんの願いが届きますように。
三木家の一般公開が始まったのが平成22年7月2日。公開記念日である7月2日に一日無料開放をしました。
そして、もう一つ、とっておきの記念イベントとして夫婦デュオ「箱庭」コンサートを開催。重なり合う心地よいハーモニーを大切に活動している「箱庭」さんご夫婦による、生活体験から紡がれる等身大の歌詞、郷愁を思い起こさせる温かいメロディ、馴染みあるカバー曲やオリジナルの曲を披露していただき、会場いっぱいのお客様と共に楽しい時間を過ごしました。
今年も開催した『端午の節句展』。武者人形や五月人形など端午にまつわる人形やレプリカではありますが実物大の甲冑も展示、昔ながらの端午の節句を味わっていただきました。
5月5日当日には主屋入口の軒に菖蒲を飾りました。ご年配の方からは懐かしい風習ですねとお声をかけてくださいました。
こどもの日に来てくれた小さなお客様にはお菓子入りのこいのぼり手提げ箱をプレゼント。満面の笑みを浮かべてくれ、記念撮影。お菓子は美味しかったかな一般のお客様には柏餅をプレゼントしました。
また、こどもの日のお楽しみイベントとして三木家では初めてのミニSLが登場ちびっこよさこいもあるなど、にぎやかな一日となりました。
もう一度写真でお楽しみください。
三木家で初めて開催された『蓄音器が奏でる SPレコードコンサート』。蓄音器の中でも銘機とされる「クレデンザ」は昭和 年アメリカで製造、HMV194は昭和 年イギリスで製造された蓄音器です。
まったく電気を使っていないのにここまで音が出るのかと思うほど素晴らしい音を奏でます。機械であるにも関わらず奏でると言う言葉がしっくりきます。今回三木家で開催するにあたり、音響効果がどうでるか気になっていたところですが、建物自体がスピーカーとなったと言っても過言ではないほどの素晴らしい音となりました。試聴・PRにと何度か蓄音器の音を聴く機会に恵まれましたが、聞く度に蓄音器の音に魅了されました。
会場のお客さまからもここまで音が・・・。と驚いている様子でした。同じ音はどうやっても流せないので残念ですが、写真だけでもご覧ください。
案内人・・・福島 繁博さん
曲目
- ツィゴイネルワイゼン······ ヤッシャ・ハイフェッツ
- ラ・クンパルシータ········· ファン・ダリエンソ
- 裸足のボレロ···················ユーゴ・ウィンター ハルター オーケストラ
- 雪の降る町を·················· 高 英男
- 島の娘··························· 勝太郎
- 湯の町エレジー··············· 近江 敏郎
- 哀愁列車························三橋 美智也
- 他
林田ひな祭りと同時開催した、【 震災によせて 『ありがとう』命ほっこり明かり展 】では、桜をモチーフとした明かりや色とりどりに綺麗にラッピングされた明かり、そしてステンドグラスが心を和ませてくれました。それぞれ一つ一つをじっくり見ていただけるようにまた、三木家の蔵に合うよう和風に仕上げ展示しました。
『ありがとう』命ほっこり明かり展は阪神淡路大震災から学んだ命の大切さが原点です。元揖保川中学校美術教諭の山本真由美さんが発案され、2007年からグループで毎年制作されています。山本さんの実妹も神戸で被災、『一瞬が生死を分けた非情さ目の当たりにし、命の大切さを痛感した』そうです。その後の追悼行事で被災地に燈された竹灯籠の光に癒しや生きる希望を感じたと言います。
普段はうす暗い蔵ですが、シェードのここちよい明かりに包まれ命の大切さを感じることが出来ました。もう一度写真でご覧ください。
おひな様自身にも時代の流れがあったことをうかがわせる『林田ひな祭り』。江戸時代のおひな様から平成のおひな様、ひな道具、茶道具、お雛様にまつわる市松人形など様々に展示しました。
お雛様・お内裏様のすわる位置をおひな様の時代に合わせ展示していると、お客様から右と左の違いなどを質問をうけました。
古来日本では、皇居の紫宸殿に太陽の光が一番先にさす方が偉い側(向かって右の位置にあたります)としていました。しかし、明治になり西洋文化が入るようになって、皇室でも取り入れるように決まった際に向かって左が偉い側とされていた西洋式に変えました。その後、大正天皇の即位の礼の時は皇后さまがご懐妊中であったことからお一人で臨まれたそうです。そして、昭和天皇の即位の礼の時に初めてお二人で臨まれ、その時に立ち位置がいままでとは入れ替わりました。それからのおひな様もそれに倣い現在の位置へと変わりました。しかし、京都だけは昔のしきたりを守り京雛として残ったといわれています。
ひな祭りを開催するにあたり色々と調べたことを説明をさせていただくとご納得され、時代を感じることができる林田ひな祭りに好評をいただきました。もう一度写真でご覧ください。
姫路市はやしだ交流センターゆたりんで行われた『林田ふれあい冬まつり』。
寒い中にもあったかな日差しの中で、小さな子供さんからご年配のたくさんの方が参加され、盛大に開催されました。
昔ながらの杵の餅つきでは、林田中の若さあふれる力強い野球部の男子生徒たちがこぞって参加。ワイワイガヤガヤと活気に満ちていました。また、バレー部の女子生徒たちはお餅の丸め役を担ってくれ、終わりごろには体中のあっちこっちに白い粉をつけ奮闘してくれました。
また、前日の夕方に『ゆたりん』のイルミネーションが点灯。2ヶ月間楽しませてくれました。
林田町交流センター『ゆたりん』での開催ですが、どなたでも参加できますので、ぜひ今度の開催される時は、ご家族・お友達とで楽しい一日を過ごしてください。
ふれあい冬まつり2015
- 開催日 平成27年12月20日(日)
- 場 所 林田交流センター ゆたりん
イルミネーション
- 点灯式 平成27年12月19日(土)17:00
- 点灯期間 平成27年12月19日(土)~平成28年2月26日(金)