蔵の作品展

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今年で5回目となる『蔵の作品展』。林田にお住まいの方や林田にご縁のある方から寄せられた見事な手作り作品を三木家にある米蔵を中心に主屋の奥座敷・離れ座敷に作品を展示しました。

また今年は主屋の表座敷では、ちりめん細工『安達美智子展』、表台所では陶磁器『原田千恵子展』、内蔵では能面『新日鐵住金 労組 木彫りサークル展』、そして新蔵では『灯りの手づくり教室展』を同時に開催しました。

もう一度ゆっくりご覧ください。


蔵の作品展

 

表座敷 ちりめん細工『安達美智子展』

 

 

表台所 陶磁器『原田千恵子展』

 

内蔵 能面『新日鐵住金 労組 木彫りサークル展』

 

新蔵 灯りの手作り教室展 山本真由美主宰

特別企画 渡辺うめ人形展『あぜみちの詩』

あぜみちの詩

林田大庄屋旧三木家住宅 竣工5周年記念 特別企画として開催された 渡辺うめ人形展『あぜみちの詩』。渡辺うめさんが見てきた農家の暮らし・真剣に生きることに向き合い支えあう家族・その時代の農道具たちそれらを忘れてはならないと人形に託し作ってきたその人形を30体と特別公開として近年では公開されていない2点をお借りして人形展を開催しました。

林田大庄屋旧三木家住宅は江戸時代より大庄屋を務め、長い歴史の中で庄屋として責務を果たしてきた云わばお百姓さんとは相反する場所になります。それだけに、ここでこの人形展を開催し、『歴史の一端を垣間見て欲しい』『うめさんの人形をたくさんの人に見て欲しい』と思っていました。

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その、渡辺うめさんが人形展がオープンして間もない9月16日に107歳でご逝去され、林田大庄屋旧三木家住宅での人形展は竣工5周年記念を差し替え、遺作展として開期終了まで開催することになり、私達はうめさんから『最期の贈り物』を頂く形となりました。亡くなられたことが報道されてからは、受付に列ができるほどたくさんの方が訪れました。

人形展最後の日は台風となり警報が朝早くから出ていたものの、最後の日とあり、とにかく午前中だけでもと三木家の門を開けました。最後の最後までたくさんの方に林田大庄屋旧三木家住宅に足を運んで頂き、9,956人の方に見て頂く事ができました。皆さんの人形を覗き込んでは笑顔となるお顔が忘れられません。本当にありがとうございました。

人形展が終了した後も、まだ人形展が開催しているかもと三木家まで足を運んでくださる方もおられたり、また、人形展の時はゆっくり建物を見れなかったので今日はゆっくり見に来ましたと再訪して下さる方があるなど、申し訳ない想いと嬉しさでいっぱいになりました。人形展の活動報告が遅くなってしまいましたが、見た方も見れなかった方もどうぞご覧ください。

最後に人形展開催に色々ご協力いただいた方々へお礼を申し上げると共に、渡辺うめさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

スタッフ一同

渡辺うめ人形展『あぜみちの詩』
開催期間:平成26年9月12日(金)~10月13日(月・祝)

 

三木家観月会

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平成22年7月2日に一般公開されて以来、初めての夜間イベントとなった三木家観月会。竣工5周年記念イベントの一つとして9月8日(月)に開催され、スタッフが思いもしなかったほどたくさんの方にお越しいただきました。

  • まずは、日本の様々な人物や歴史にまつわる逸話を踊りや音楽でPRする姫路市の舞踊集団『楽踊楽座』にご出演いただき、観月をイメージした踊りと音楽を披露していただきました。
  • 三木家主屋にはスタッフ手作りの行灯や姫路市余部の山本さん主宰のグループが作った灯りのオブジェなどを飾り楽しんでいただきました。
  • 林田町六九谷(むくだにと読みます。)の洪水淳子さんが作られた陶器の灯りオブジェが三木家の長屋門をくぐったところから主屋入口に続く道をいざなうように置かれ、織りなす幻想的な灯りが時間を追うごとに変わり、楽しませてくれました。
  • また、主屋前の中庭では、お月見団子とお抹茶のおもてなしに舌鼓していただきながら、満月ではなかったものの見事なお月さまにみとれながらも歓談がすすみ、楽しい時間となりました。

 

三木家写真展

 

真ん中やや左が三木家

昭和11年撮影 真ん中やや左が三木家

林田大庄屋旧三木家住宅 竣工5周年記念イベントとして、林田七夕まつりと同時に開催された三木家写真展。昭和11年頃から現在までの三木家の写真が並び、昔の姿に「懐かしい、そうそう長屋門の前に警鐘塔があったあった」、「そういえば三木家の向かいは竹藪やった」と懐かしむ声が聞かれました。古い写真は先代の三木家当主が撮影したものをお借りした写真です。お借りした一番古い写真は昭和11年、三木家周辺の写真2枚と三木家をほぼ中心に琵琶山から見下ろした写真です。広大な敷地がよくわかります。現在の林田大庄屋旧三木家住宅の姿と織り交ぜながらどうぞごゆっくりご覧ください。

※写真をクリックしていただくと大きく見ることができます。大きくなった写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

 

林田七夕まつりと七夕縁日

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7月4日(金)から7月28日まで開催した林田七夕まつり。笹竹は切ってしまうと水揚げが悪く、1週間もすると枯れてしまうのが毎年悩みの種でした。今年は最後まで青々とした笹をと願い、根付きで掘り起こし鉢に入れ毎日水やりをしていました。その甲斐あって最後まで青々とした笹飾りを訪れた方に見て頂きました。


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毎年、七夕の飾り方を工夫し、今年は黒竹を切って格子に組みそこへ七夕飾りを取り付けました。飾りは林田にお住まいの方などから寄せられた飾りです。風に吹き流しがゆれ、風鈴の音が涼やかでした。


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また、林田っ子の飾りはペットボトルの中に玉砂利を入れて飾りました。園の先生やみんなで林田大庄屋旧三木家住宅に来た時には、「私のここにある」と見つけては嬉しそうにしていました。かわいい七夕飾りをいっぱいありがとうね。


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竣工5周年記念として、七夕まつりの初日7月4日は、三木家入館料無料開放、そして7月4日~7月7日の間、三木家にちなみ「三木さん」に記念品をプレゼントを企画。三木家は江戸時代初期から続く大庄屋であることや、林田は昔から美味しいお米の産地であることから林田産の無農薬のお米2㎏をプレゼントに選びお渡ししました。


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今年も七夕縁日を開催しました。色々な七夕飾りが並ぶ林田大庄屋旧三木家住宅の中庭で、ご年配の方から小さな子供さんまでワイワイ、キャーキャーと楽しい時間を過ごしました。昨年はスーパーボールすくいとシャボン玉遊びでしたが、今年の縁日はヨーヨーすくい・輪投げ・射的遊びと遊びを増やし、楽しんでいただきました。射的ではプロ級のガンマンが現れるなど拍手喝采。親子連れのお父さんは子供に負けまいと必死。準備は大変でしたが、みなさんの笑顔にスタッフも一緒に楽しい時間を過ごすことができました。

2014林田まちなかあるき&沖縄三線・素人落語ライブ

夏日を思わせるような陽気となったこの日、姫路市林田町では今も残る江戸時代の遺構『林田大庄屋旧三木家住宅』や『林田藩藩校 敬業館』をはじめとする歴史建造物をめぐる歴史散策【林田まちなかあるき】が行われました。グループでの参加や親子連れ、ご夫婦での参加などそれぞれですが、約90人近くの方が林田まちなかあるきを楽しまれました。

また、林田大庄屋旧三木家住宅の主屋では、お楽しみイベントとして「沖縄三線&素人落語ライブ」が開催され、午前・午後ともにたくさんの方に、八重山古典音楽の三線(さんしん)と唄、そして、日本の伝統話芸「落語」の笑いを楽しんでいただきました。

特に、沖縄三線を演奏された福井大輔さんは、地元林田町の出身です。『生まれ育った林田での演奏は緊張します。』と言いながらも素晴らしい演奏でした。

 

2014林田ひな祭り

開催期間:平成26年2月21日(金)~3月23日(日)
開催場所:林田大庄屋旧三木家住宅 主屋

今年で4回目となった林田ひな祭り。
今年も林田にお住まいの方や林田に御縁のある方々から
ひな祭りや春にちなんだ作品がたくさん寄せられ、
林田大庄屋旧三木家住宅の主屋に飾られました。

林田幼稚園・聖ヶ岡保育所・伊勢保育所の園児による
林田っ子のお雛さまも飾られ賑やかでした。
自分たちの作ったお雛様を見に来た時は
「私のお雛さま、ここにある!!」と喜んでいました。

全部の作品をご紹介できないのが残念ですが、ごゆっくりご覧ください。