台風10号接近に伴う臨時休館のお知らせ

台風10号接近に伴い、安全確保を最優先に考え、下記日程を臨時休館とさせていただきます。
ご不便をお掛けいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

  • 8月30日(金)
  • 8月31日(土)
  • 9月  1日(日)
  • 9月  2日(月)

なお、火・水・木は通常休館日となっておりますので、次回の公開日は9月6日(金)10時からとなります。

 

 

 

 

2024蔵の作品展 尾島恒夫剪画展&郷土アートギャラリー

尾島恒夫剪画展

林田大庄屋旧三木家住宅の公開が始まってから早14年が経過し、色々な作品展をしてきましたが、今回初めて剪画展を開催します。私も剪画を見るのは初めてです。剪画の一番の特徴である鋭い線や繊細なタッチのナイフで剪った風合いは、チラシや写真ではどうしても分かりにくく伝えきることができません。是非実物を見ていただき剪画が何かを感じていただければと思っています。

作者の尾島恒夫さんは、初めて剪画を見た時に剪画のもつ大胆な中に潜む繊細さ 奥行き 風合い 風情に取り憑かれ剪画を始めたそうです。
日常の中で出会った風景の中に、「なつかしさ」や「暖かさ」を感じ取れるようなものをとこれまで多くの作品を手掛けられ、考古園をはじめ数多くの展示会に出展してこれらました。

そんな貴重な剪画を林田大庄屋旧三木家住宅で展示していただくことになり、この展示会を通じて剪画の面白さが伝わるといいなと思っています。

  • 開催期間 令和6年9月27日(金)~10月21日(月)
  • 会場 林田大庄屋旧三木家住宅
  • 公開日 金・土・日・月・祝
  • 公開時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)
  • 三木家入館料 一般310円 高・大210円 小・中100円
  • 姫路市高齢者優待カード・どんぐりカード・障がい者手帳などをお持ちの方は、受付にご提示ください。入館料が減免されます。
  • 9月は敬老月間です。9月1日~9月30日の間、西播磨レインボーカードをお持ちの方は、受付にご提示ください。入館料が減免されます。
  • 西播磨レインボーカードは西播磨地域に在住の65歳以上の方に配布されるカードです。毎年9月の期間に対象施設(姫路城・龍野歴史文化資料館など)の入館料が減免されます。お問い合わせはお住まいの市役所へお尋ねください。

剪画とは

黒い紙をナイフで切り抜いて、台紙に貼って完成させるアートです。

大胆な鋭い線や柔らかな線を調和させながら下絵とともに黒紙をナイフで切り抜き、それを台紙に貼って、黒を活かしながら色付けなどを施し作品を完成させます。

「言葉では簡単なようですが、いきいきと貼るのが難しいんです」と剪画を始めて19年の尾島さんが話しておられました。

剪画作品

 

郷土アートギャラリー

姫路市林田町にお住まいの方や林田にご縁のある方の手作り作品展です。例年匠を思わせるような色々な作品が並び、楽しませてくれます。

さて、今年はどんな作品が並ぶのでしょうか?陶芸・リメイク服・絵画・書……、こんな作り方もあるのかといつも勉強になります。どうぞお越しください。

令和5年度作品

 

2024三木家観月会-月あかりコンサート-

 

初秋の月明かりの中、重厚な茅葺きの日本家屋“林田大庄屋旧三木家住宅”を会場に「三木家観月会」を開催します。

月あかりコンサートや時間の流れごとに変わる手作り灯りを楽しんでいただこうと今年も地域の方々が手作りの行灯や陶製の灯りを現在作成中です。きっと来られた方々の心を魅了してくれることと思います。

月あかりコンサートでは、主屋入口前の中庭にステージを設置。
今年は、ジプシージャズコンサートです。いつもとはひと味違う生のステージを間近に感じて頂きながら、三木家ならではの観月会の一時をお過ごしください。

  • 会場 林田大庄屋旧三木家住宅
  • 開催日時 令和6年9月23日(月・振休)17:30~20:00
  • 開門時間 17:30
  • 公演時間 18:00~19:00
  • 閉門時間 20:00
  • 入館料 無料(観月会開催時のみ)
  • 観月会準備のため、当日は14:00~17:30の間は一旦閉門させていただきます。ご了承ください。
  • 夜間イベントのため、主屋周辺の見学のみとなっております。
  • 雨天の場合は、主屋内にて開催となります。
  • 事前予約不要

ちらしの印刷はこちらから(PDF)
表面はこちらから】【裏面はこちらから

月あかりコンサート

ジプシージャズグループ「MonDieu(モンデュー)」さんをお迎えして、いつもとはひと味違うジャズコンサートを開催します。幻想的な月あかりと弦の織りなす音の調べ、江戸時代の建物「三木家」を舞台背景とした観月会をお楽しみください。

公演時間 18:00~19:00
会場 中庭

ジプシージャズとは

1920年代からフランスで活躍したジプシー出身のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトとヴァイオリンニスト、ステファン・グラッペリが始めたホット ジャズ スタイルを元に出来上がったジャンル 。パリで一世を風靡した。
ジプシーの伝統音楽とアメリカのスウィングジャズを融合し、情熱的でありながら哀愁漂うメロディは、多くの映画のサウンドトラック等に使用されている。現在、フランスのカフェやレストランでは、このジプシージャズのお洒落なサウンドが好んで演奏されている。

MonDieu(モンデュー)

日本では、数少ないジプシージャズを演奏するバンド。マカフェリギター・ヴァイオリン・コントラバスといった弦楽器のみで構成される。
メンバーは、ヴァイオリン 土井美佳・リードギター 伊藤淳介・リズムギター 國光秀郎・コントラバス 上山崎初美の4人。
メンバー各々が第一線で活躍、4人の個性が融合し、独特で唯一無二のサウンドとこれまでのジプシージャズにないMonDieuのオリジナリティを追求している。
ライブハウスのみならず歴史ある「神戸ジャスストリート」「ミナミジャズウォーク」などのジャズフェスティバルや「NHKジャズライブ神戸」にも出演。これまでに7枚のCDをリリースしている。

MonDieuのホームページはこちらから

ヴァイオリン 土井 美佳

神戸山手女子高校音楽科を経て、大阪音楽大学卒業後、渡英し研鑽。
クールシュベール国際アカデミーやザンクトパウル音楽講習会などを受講し、ウィーン楽友協会「黄金の間」での演奏や、Wessex日英協会15周年記念において、ロンドンのSt.Dunstan教会にてリサイタルを行う。
ヴァイオリンを藤井たみ子、北浦洋子、宗倫匡の各氏に師事。
大阪音楽大学付属音楽院、神戸山手女子高校ヴァイオリンアンサンブル、姫路市ヴァイオリン教室各講師。ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団登録団員。大阪音楽大学演奏員。神戸音楽家協会会員。
第3回全日本芸術コンクール第1位、第14回大阪国際音楽コンクール入選、姫路文化賞第35回「黒川録郎賞」など数多く受賞。

リードギター 伊藤 淳介

2000年渡米。アメリカの音楽学校(Musicians Institute)へ入学。その後ロサンゼルスでロックバンドを中心に活動し、様々なバンドでライブ、セッションを行う。ロックだけでなく映画音楽の制作やトリップホップの制作も手掛ける。
2007年 ジプシージャズを演奏する様になり、ロサンゼルスでセッション、ライブを開始する。その頃よりマカフェリギターを演奏する様になる。
2008年に帰国。日本で音楽活動を開始する。
2009年MonDieuを結成。現在、関西を中心に活動中。

伊藤さんは、姫路市林田町にご縁のある方です。伊藤さんの亡きお祖父様は林田町新町にお住まいで、紳士服を仕立てられておられました。幼い時、林田町の自然とふれあい、良く遊んでいた記憶があるそうです。

リズムギター 國光 秀郎

1989年 土橋幸男氏にフラメンコギターを師事。
1991年 スペインに渡り巨匠マリオエスクデーロ氏よりギターを学ぶ機会に恵まれる。
同時にマノロマリン、ジェルバブエナ、イニエスタコルテス、アリシアマルケス、アンドレスマリンなど著名な踊り手のクラスに於いて舞踊伴奏の研磨を積む。
帰国後、日本のアーティストのみならずホセガルバン、ヘススアギレラ、ホアンホセアマドール、ダビペレス、エミリオフロリードなど多くのアーティストと舞台で共演の機会を得る。
2017年 トルコ出身のダルブッカ奏者ムスルルアフメットとも共演する機会を得る。
2010年頃からジプシージャズの演奏も始め、2016年よりMonDieuに加入。精力的に演奏活動を行なっている。

コントラバス 上山崎 初美

アマチュア時代、ザ・スライダースにて、上田正樹と共にヤマハ主催ライトミュージックコンテストに出場 、高評価を得る。
1970年 GS(グループサウンズ)ザ・パロッツに参加。
1973年 ジャズベーシストを志す。「カウント・ベーシー楽団」「デューク・エリントン楽団」「グレン・ミラー楽団」「ミルト・ジャクソン」「ジョー・サンプル」など、数々の海外アーティストとのセッションを経験。
1984年 「大隅 寿男トリオ」参加のため上京。その後、関西に戻り自己のグループで活躍。
関西ジャズ協会常任理事を務め、関西のジャズシーンの活性化に貢献する傍ら、「後進の育成」のため、ジャズベース、ジャズアンサンブルの教室を開校。
サンテレビ開局番組、毎日放送ラジオ、ヤングタウン、他出演。
現在、ジャズプレイヤーとして関西中心に活躍中。

曲目

  • 枯葉
  • 鈴懸の径
  • インスピレーション
  • シェルブールの雨傘
  • マイナースウィングなど

※都合により変更となる場合がありますのでご了承ください。

手作り灯り

三木家の庭園では陶製の灯りが足元を照らし、時間を追うごとに灯りの変化を楽しむことができます。
また、主屋の中では手作りの柔らかな行灯の灯りが三木家の建物だけでなく、心をも照らしてくれます。
辺りが暗くなるころには虫の音も聞こえ、月あかりと手作りの灯りとのコラボレーション、里の秋を満喫してください。

三木家公開14周年記念「桂 阿か枝 落語の世界」(終了しました)

林田大庄屋旧三木家住宅の公開が始まったのが平成22年7月2日。
今年の公開記念日7月2日は火曜日で
休館日となるため、7月7日(日)を公開記念日として一日無料開放します。

また、この日の午後、兵庫県明石市出身の落語家 桂 阿か枝さんの「桂 阿か枝 落語の世界」を開催します。重要文化財で繰り広げられる日本の伝統芸能“落語”の世界をお楽しみください。

  • 開催日 令和6年7月7日(日)
  • 会場 林田大庄屋旧三木家住宅主屋 土間
  • 定員 70名
  • 開場 13:00
  • 開演 13:30~
  • 参加費 無料
  • 事前予約不要
  • 入館料 公開記念日により7月7日のみ一日無料開放

桂 阿か枝プロフィール

  • 1996年 桂文枝に入門。文枝の最後の弟子。
  • 2006年 第43回なにわ芸術祭「新進落語家競演会」奨励賞
  • 2009年 第46回なにわ芸術祭「新進落語家競演会」新人賞
  • 2021年 第16回繁昌亭大賞奨励賞
  • 高座名の由来は、明石市出身者であることから。師匠ゆずりの安定した語り口が身上。上方落語協会会員。
  • 地元明石市などで小学生たちに落語勉強会などを開催。
  • 明石ケーブルテレビ「桂阿か枝の落語の時間」に出演中
  • 桂 阿か枝ホームページ  http://www.actv-net.zaq.ne.jp/akashi-banashi/

落語?!

江戸時代の日本で成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の1つです。
滑稽(こっけい)な話や人情に訴える話を、座って1人で演じる芸が落語です。
おもに登場人物の会話によって物語を進めます。
演者は通常、扇子と手ぬぐいのほかは何も持たずに、身振りと話だけでいろいろな役柄を演じ分けます。 話の最後には、気のきいた結末がつけられることが多く、これを「落ち[オチ]」や「下げ[サゲ]」といいます。

どんな噺になるか楽しみですね。

 

夢伸窯作品展&林田七夕祭り(終了しました)

夢伸窯の作品展を林田大庄屋旧三木家住宅にて開催します。人々の暮らしの中にある様々な陶器。そんな陶器に魅せられて作品作りに精を出すグループの主宰 藤原道周氏と仲間の皆さんの作品展です。

  • 開催期間 令和6年6月21日(金)~7月22日(月)
  • 三木家公開日 金・土・日・月・祝
  • 公開時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)

また、開催期間中の7月7日(日)は林田大庄屋旧三木家住宅公開14周年記念日として「桂 阿か枝 落語の世界」を開催します。この日は一日無料公開です。夢伸窯作品展と併せて、ぜひ落語の世界をお楽しみください。

桂 阿か枝 落語の世界

  • 開催日 令和6年7月7日(日)
  • 会場 林田大庄屋旧三木家住宅主屋 土間
  • 開場 13:00
  • 開演 13:30~
  • 参加費 無料 7月7日(日)に限り一日無料開放

「桂 阿か枝 落語の世界」詳しくはこちらから

夢伸窯紹介

主宰の藤原伸作が陶芸に魅せられたのは、千葉に住んでいた時、窯を持っていた近所の宮大工さんと意気投合し、手ほどきを受けたのが始まり。その後、2002年に姫路の実家の空き鶏舎に、8か月かけて手作りの窯を完成。以来、近所、仕事仲間、中学の同級生など同好の士が増え、今では京都、大阪、岡山も含め25名程の仲間が集う。
その仲間が名付けた窯名が “夢伸窯(むしんがま)”
「夢を伸ばす」と主宰の名前の一字を掛けたものとのこと。今では、「道周(どうしゅう)」という陶名も有し、窯元として仲間を指南。
仕事の繁忙を縫って、毎年5月と11月、全員参加で、「薪作り」「作陶」「窯詰め」「焼成」「窯出だし」の一連の作業を行うのが年中行事となった。
陶芸のおもしろみは、無心に作品作りに集中でき、予期できない仕上がりの妙や、実用的で贈り物にも喜ばれることと語る。今後もより良い作品を作り、仲間との繋がりを強めるのが楽しみの由。 
〈2012年12月)

夢伸窯ホームページはこちらから 

林田七夕祭り

七夕祭りでは、林田っ子の風鈴飾りや昔ながらの七夕飾りを施します。

三木家入口の近くに願いごとを書く短冊を準備します。三木家を訪れた時は、童心にかえってぜひ参加してください。お待ちしています。

三木家公開記念 一日無料開放

林田大庄屋旧三木家住宅の一般公開が始まったのが、平成22年7月2日。

今年で14周年記念となります。これまでに、60,000人以上の方々に足を運んでいただきました。厚く御礼申し上げます。

14周年を記念して、7月7日は一日無料開放となります。また、7月7日にお越しいただいた方には可愛い記念品のプレゼントを用意しています。

お楽しみに。

  • 三木家公開記念一日無料開放 令和6年7月7日(日)
  • 公開時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)

5月5日こどもの日お楽しみイベント(終了しました)

 

文化財ふれあい企画として林田大庄屋旧三木家住宅にて、『こどもの日お楽しみイベント』を開催します。大人から小さなこどもさんも江戸時代の文化財にふれあい、昔の暮らしをぜひ体感してください。

お子様連れの保護者様へ

令和元年5月5日(日・祝)のこどもの日に限り、姫路市内外を問わず中学生以下のお子様は無料でご入館いただけます。
また、お子様連れの保護者様も無料にてご入館いただけますのでこの機会にぜひお越しください。

小さなお子様にはお菓子をプレゼント 先着50名様限りです。お楽しみに

ミニ縁日

 

魚釣りに手作りおもちゃコーナーなどいろいろなミニ縁日を開催。
親子
で楽しんでくださいね。

  • 参加費無料
  • 開催時間:10:00~14:00
  • 開催場所:中庭

ミニ縁日参加のお子様には参加賞があります。お楽しみに

菖蒲で厄払い

 

端午の節句の当日、「5月5日こどもの日」には、三木家主屋入口の軒に菖蒲を飾ります。邪気を祓い(はらい)、無病息災を願う伝統行事です。今では見かけなくなりましたが、昔ながらの行事を体感していただき、ぜひご健康で過ごせますように親子で、ご家族で厄払いしてください。

 

揖保郡三窯と周辺の焼物展 併催:版画家乾太作品展・端午の節句展(終了しました)

揖保郡三窯と周辺の焼物展

4月12日(金)から開催される「揖保郡三窯と周辺の焼物展」、播磨地方では古くから焼き物が盛んに行われていたようです。
「林田焼」もその1つとされています。10枚で一組の甲皿が収められた木箱の蓋には「政宇公御手焼龍繪甲皿」(姫路市教育委員会所蔵)と記され、林田藩第三代藩主 建部政宇(たけべまさのき)が作陶したのではないかとされる幻の林田焼を見ることができます。
併催として、たつの市の版画家 乾 太(いぬい たい)さんの作品を一緒に展示します。心にしみる作品をいつもとは違った雰囲気の中で鑑賞していただければと思います。
また、端午の節句展も一緒にご覧下さい。

◇開催期間 令和6年4月12日(金)~5月13日(金)まで
◇会場 林田大庄屋旧三木家住宅
◇入館料 一般310円 高大210円 小中100円
◇公開日 金・土・日・月・祝
◇公開時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)
◇姫路市高齢者優待カード・どんぐりカード・障がい者手帳等をご利用頂けます。
◇5月5日(日)のこどもの日 お子様にはお菓子のプレゼント

併催 版画家乾太作品展

林田大庄屋旧三木家住宅の主屋に、所狭しとたつの市の版画家乾太さんの作品が並びます。

播磨の景色を残したいと、細部までこだわり、人・時・祭・心の風景を描いた乾太の作品を見ているとまるでその中に自分もいるような錯覚を覚えます。

ここ、林田にも足を運び林田町奥佐見の播陽東山窯での作業の様子が屏風に残り、その時の繁華を物語っています。

その屏風を所有されている方が、「これが山本幸夫さんで、こっちが鐘太さん。ここにいるのが僕です」と、昔を懐かしみ教えてくださいました。

播陽東山窯とは、現在の姫路市飾磨区東山にあった東山焼のことで、藩の御用陶器所であったようです。その炎を受け継ぎ、昭和45年に林田町奥佐見に移窯したのが山本幸夫氏・鐘太氏親子です。多くの作品を遺しましたが、現在は泥窯として炎を受け継ぎ、今も煙を燻らせています。

今回は、山本さん親子の作品と、窯を受け継いだドーシー・トーマス クリスチャンさんご夫婦の作品を展示していますのでぜひご覧下さい。

併催 端午の節句展

五節句の一つ『端午の節句』。

五節句の『節』とは、唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです。
古来中国では、奇数(陽)が重なると良くない事が起こるとされ、それを避けるための行事が行われていたことから、暦の中で奇数の重なる日を取り出して、季節の旬の植物から生命力をもらい邪気を祓うという目的から始まったそうです。

この中国の暦法と、日本の農耕を行う人々の風習が合わさり、定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになったそうです。

時代の流れが、武家社会になるにつれ、「菖蒲」が武を重んじる「尚武」と音が同じであることから、江戸時代以降は男の子の節句とされ、身を守る「鎧・兜」を飾り立身出世を願いお祝いをするようになりました。

三木家にご寄贈いただいた五月人形・甲を展示します。子どもの立身出世を願う端午の節句をお楽しみください。

この季節ちょうど菖蒲の時期と重なります。強い香りで厄を祓うとされる菖蒲やよもぎを軒に吊るしたり、菖蒲湯に入ることで無病息災を願ったそうです。

毎年三木家では、5月5日のこどもの日に無病息災を願って主屋の軒先に菖蒲を飾ります。昔ながらの「菖蒲ぐぐり」の厄払いはいかがですか。お待ちしています。

こどもの日限定プレゼント

5月5日(金・祝)は、こどもの日。小学生以下のお子様にはお菓子をプレゼント。50名様限りです。

折紙で作ったコマで遊べるミニコーナーもあるよ。

林田ひな祭り2024(終了しました)

 

毎年開催している林田ひな祭り、今年で14回目となります。

ひな祭りの時期になると、こちらでおいていただければとの申し出があり、ご寄付いただいたお雛様の展示をさせていただきます。
どれも我が子のことを思い、お雛様へ思いを託し、家の中で飾って過ごしていたことでしょう。
そんな思いに触れていただければと思います。

昨年のひな祭りで好評だったとってもかわいいお雛様シール付きの金平糖を用意させていただきました。林田ひな祭り期間中にご来場いただいた方へのプレゼントです。限定200名様限りにはなりますが、お楽しみに!!。

  • 開催期間 令和6年2月16日(金)~令和6年3月18日(月)まで
  • 公開日 金・土・日・月・祝
  • 公開時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)
  • ご来場者には金平糖プレゼント!! 先着200名様限定

 

 

お雛様 右と左どっちがどっち?

日本では、古くから向かって右側が上席とされ『男雛は向かって右、女雛は向かって左』でした。

それが、明治となり西洋文化を取り入れるようになっていき、大正天皇の即位の礼の時に西洋文化に倣った並びとなる予定でしたが、皇后がご懐妊中で天皇おひとりで臨まれました。その後、昭和天皇の『即位の礼』の時、向かって左側を上席とする西洋式にならい、向かって左に天皇、向かって右に皇后が立たれたことで、それにちなみ以降のお雛様は並びを変えたと云われています。
しかしながら京都では、古くからの伝統を重んじ『京雛』として昔ながらの配置が用いられています。

今回展示しているお雛様は、現代風に向かって左に男雛、向かって右に女雛を並べています。

どうぞ会いに来ていただければ嬉しいです。

歴史講演会のご案内(終了しました)

歴史講演会 “林田の歴史再発見”

姫路市林田町のJA兵庫西林田支店にて、林田に関わりの深い群馬県高崎市の東善寺ご住職村上泰賢様、そして建部家18代目建部恵司様をお迎えして歴史講演会が行われます。播磨の一つの歴史を紐解いてみませんか?

 

約175年前、林田藩八代藩主建部政醇の息女道子は、11歳で旗本小栗家に嫁ぎます。
小栗は1860年、遣米使節目付として渡米、後に多くの奉行を歴任し、日本産業革命の礎 横須賀造船所建設など日本近代化に邁進します。
しかし、明治維新で新政府軍により無実の罪で斬首され非業の死を遂げ、道子は苦難の逃避行で会津に逃れました。

時は流れ、小栗父子の菩提寺東善寺を中心に小栗上野介記念館建設計画を掲げ、奔走中のご住職村上泰賢氏を迎え、小栗の業績・道子の逃避行・林田への思いを語っていただきます。
また、建部家当主建部恵司氏には建部家ルーツや藩主の活躍など建部家が刻んだ歴史を語っていただきます。

事前予約は必要ありません。どなたでもお越しください。お待ちしております。

  • 開催日 令和6年2月8日(木)
  • 時間 10:00~12:00
  • 場所 JA兵庫西林田支店2階会議室
  • 入場料無料 事前申込不要
  • 第1部 募金贈呈式
  • 第2部 講演会

年末年始休館日のご案内と迎春飾り

三木家年末年始公開日(休館日)

本年中はひとかたならぬご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
師走を迎えお忙しくお過ごしのことと存じます。
年末が近づいてまいりましたので、年末年始公開日のお知らせをさせていただきます。
誠に勝手ながら、年末年始の三木家公開日は下記のようになっております。
年末年始にお出かけの際にはご確認の上、お越しください。
赤字が休館日となります。ご注意ください。

 

  • 令和5年12月25日(月)10:00~16:00(入館は15:30まで)・・・年内最終公開日
  • 令和5年12月26日(火)~令和6年1月4日(木)・・・年末年始休館日
  • 令和6年1月5日(金)10:00~16:00(入館は15:30まで)・・・新年公開始め

迎春飾り『門松と餅花飾り』

年内公開最終日の12月25日(月)9時00分より、長屋門前にはスタッフ手作りによる門松、主屋表台所(大庄屋としての実務を行う事務室)の天井には餅花飾りを施します。江戸時代から三木家で行われていた昔ながらの正月飾りです。ご覧下さい。