平成22年7月2日に一般公開されて以来、初めての夜間イベントとなった三木家観月会。竣工5周年記念イベントの一つとして9月8日(月)に開催され、スタッフが思いもしなかったほどたくさんの方にお越しいただきました。
- まずは、日本の様々な人物や歴史にまつわる逸話を踊りや音楽でPRする姫路市の舞踊集団『楽踊楽座』にご出演いただき、観月をイメージした踊りと音楽を披露していただきました。
- 三木家主屋にはスタッフ手作りの行灯や姫路市余部の山本さん主宰のグループが作った灯りのオブジェなどを飾り楽しんでいただきました。
- 林田町六九谷(むくだにと読みます。)の洪水淳子さんが作られた陶器の灯りオブジェが三木家の長屋門をくぐったところから主屋入口に続く道をいざなうように置かれ、織りなす幻想的な灯りが時間を追うごとに変わり、楽しませてくれました。
- また、主屋前の中庭では、お月見団子とお抹茶のおもてなしに舌鼓していただきながら、満月ではなかったものの見事なお月さまにみとれながらも歓談がすすみ、楽しい時間となりました。
7月4日(金)から7月28日まで開催した林田七夕まつり。笹竹は切ってしまうと水揚げが悪く、1週間もすると枯れてしまうのが毎年悩みの種でした。今年は最後まで青々とした笹をと願い、根付きで掘り起こし鉢に入れ毎日水やりをしていました。その甲斐あって最後まで青々とした笹飾りを訪れた方に見て頂きました。
毎年、七夕の飾り方を工夫し、今年は黒竹を切って格子に組みそこへ七夕飾りを取り付けました。飾りは林田にお住まいの方などから寄せられた飾りです。風に吹き流しがゆれ、風鈴の音が涼やかでした。
また、林田っ子の飾りはペットボトルの中に玉砂利を入れて飾りました。園の先生やみんなで林田大庄屋旧三木家住宅に来た時には、「私のここにある」と見つけては嬉しそうにしていました。かわいい七夕飾りをいっぱいありがとうね。
竣工5周年記念として、七夕まつりの初日7月4日は、三木家入館料無料開放、そして7月4日~7月7日の間、三木家にちなみ「三木さん」に記念品をプレゼントを企画。三木家は江戸時代初期から続く大庄屋であることや、林田は昔から美味しいお米の産地であることから林田産の無農薬のお米2㎏をプレゼントに選びお渡ししました。
今年も七夕縁日を開催しました。色々な七夕飾りが並ぶ林田大庄屋旧三木家住宅の中庭で、ご年配の方から小さな子供さんまでワイワイ、キャーキャーと楽しい時間を過ごしました。昨年はスーパーボールすくいとシャボン玉遊びでしたが、今年の縁日はヨーヨーすくい・輪投げ・射的遊びと遊びを増やし、楽しんでいただきました。射的ではプロ級のガンマンが現れるなど拍手喝采。親子連れのお父さんは子供に負けまいと必死。準備は大変でしたが、みなさんの笑顔にスタッフも一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
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プロ級のガンマン現る
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入ってぇー。お願い。
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やったね。
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どれ、ねらおーかな。
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コカコーラ ゲットー
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ぼくが撃つのぉー。
夏日を思わせるような陽気となったこの日、姫路市林田町では今も残る江戸時代の遺構『林田大庄屋旧三木家住宅』や『林田藩藩校 敬業館』をはじめとする歴史建造物をめぐる歴史散策【林田まちなかあるき】が行われました。グループでの参加や親子連れ、ご夫婦での参加などそれぞれですが、約90人近くの方が林田まちなかあるきを楽しまれました。
また、林田大庄屋旧三木家住宅の主屋では、お楽しみイベントとして「沖縄三線&素人落語ライブ」が開催され、午前・午後ともにたくさんの方に、八重山古典音楽の三線(さんしん)と唄、そして、日本の伝統話芸「落語」の笑いを楽しんでいただきました。
特に、沖縄三線を演奏された福井大輔さんは、地元林田町の出身です。『生まれ育った林田での演奏は緊張します。』と言いながらも素晴らしい演奏でした。