今年も林田ひな祭りを開催します。江戸時代などの古い雛人形ではなく、現代雛となりますが、御殿雛や段飾りのお雛様が並びます。
どれも我が子のことを思い、お雛様へ思いを託し、家の中で飾って過ごしていたことでしょう。そんな思いに触れていただければと思います。
先着300名様にはなりますが、愛らしいひな飴をプレゼントお楽しみに
- 開催期間:令和7年2月14日(金)~3月17日(月)
- 三木家公開日:金・土・日・月・祝
- 三木家公開時間:10:00~16:00(入館は15:30まで)
- ご来場者様には、愛らしいひな飴をプレゼント先着300名様限定
お雛様 右と左どっちがどっち?
お雛様を飾る時期になると、よく尋ねられるのが雛人形の並べ方です。
日本では、古くは向かって右側が上席とされ『男雛は向かって右、女雛は向かって左』でした。
それは、御所の天皇がお座りになる玉座の間に最初に日が差すのが右席だからとか、陰陽説ではないかなど色々な説があります。
それが、明治となり西洋文化を取り入れるようになっていき、大正天皇の即位の礼の時に西洋文化と同じ並びとなる予定でしたが、皇后がご懐妊中で天皇おひとりで臨まれました。
その後、昭和天皇の『即位の礼』の時、向かって左側を上席とする西洋式にならい、向かって左に天皇、向かって右に皇后が立たれたことで、以降のお雛様は並びを変えたといわれています。
しかしながら京都では、古くからの伝統を重んじ『京雛』として昔ながらの配置が用いられています。
今回展示しているお雛様は、現代風に向かって左に男雛、向かって右に女雛を並べています。
平安時代の紙雛から始まり、江戸時代に入り雛人形を飾って健康と幸せを願う年中行事として定着したひな祭り。どうぞ会いに来ていただければ嬉しいです。