端午の節句展

五節句の一つである『端午の節句』。五節句の『節』とは、唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです。古来中国では、奇数(陽)が重なると良くない事が起こるとされ、それを避けるための行事が行われていたことから、暦の中で奇数の重なる日を取り出して、季節の旬の植物から生命力をもらい邪気を祓うという目的から始まったそうです。

この中国の暦法と、日本の農耕を行う人々の風習が合わさり、定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになったそうです。

この季節ちょうど菖蒲の時期と重なります。強い香りで厄を祓うとされる菖蒲やよもぎを軒に吊るしたり、菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。

時代の流れが、武家社会になるにつれ、「菖蒲」が武を重んじる「尚武」と音が同じであることから、江戸時代以降は男の子の節句とされ、身を守る「鎧・兜」を飾り立身出世を願いお祝いをするようになりました。

季節行事を開催している三木家でも、端午の節句展を開催します。五月人形や兜、勇者が描かれた武者のぼりを展示します。どうぞお越し下さい。

  • 開催日 令和7年4月18日(金)~5月12日(月)
  • 公開日 金・土・日・月・祝
  • 公開時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)

菖蒲で厄払い

5月5日(月・祝)、三木家主屋の入口の軒に菖蒲を飾ります。ぜひご家族で厄払いしてください。

中国では、この時期から雨期に入り病気や災厄が増えることから菖蒲湯に入ったり、場所によれば菖蒲をつけた水で髪を洗うイベントが行われていたようです。ところ変わればですね。

文化財ふれあい企画 お楽しみイベント ミニ縁日開催

 

5月5日(月・祝)は、こどもの日。 三木家では、文化財ふれあい企画として「こどもに日お楽しみイベントミニ縁日」を開催します。親子で楽しんでください。

小学生以下のお子様にはお菓子のプレゼントもあります。ミニ縁日の参加賞もゲットしてくださいね。

  • ミニ縁日開催時間 10:00~12:00
  • どんな縁日があるかはお楽しみに🎶