毎年開催されている三木家蔵の作品展。1,500俵入るとされる三木家の米蔵を始め内蔵・新蔵そして主屋を使い丹精込めた手作りの作品を展示します。どれも見事な作品ばかりです。秋の林田と共にどうぞお楽しみください。
また、同時開催として表座敷・玄関座敷にはちょっとおどけた感じのちりめん細工、表台所には繊細で雅な世界の陶磁器、内蔵では丹念に作られた能面、そして今年初めて新蔵を使い灯りオブジェも開催します。ぜひご覧ください。
開催場所:林田大庄屋旧三木家住宅 米蔵・内蔵・新蔵・主屋
開催期間:平成26年11月21日(金)~平成26年12月1日(月)
三木家公開日:金・土・日・月・祝
公開時間:10:00~16:00(入館は15:30まで)
蔵の作品展の期間中、三木家にお越しの方には、手作りの記念品をプレゼントします。先着100名様限り!!
表座敷・玄関座敷 『安達美智子展 -ちりめん細工-』
押し絵、アートフラワー、パッチワーク・・・、さまざまな趣味に親しんできた安達さんがちりめん細工を始めたいと思ったのは、同じ姫路市広畑区在住の福井君代さんの作品を見た時。「福井先生の作品は、堅苦しい感じがなく、おおらかで遊び心も入っている親しみやすい物ばかりだったので、ぜひ学んでみたいと思いました」と語る。
「着物が好きなんですが、普段はなかなかきれませんし、私の代わりに人形にきせてやったらかわいいかななどと思いながら作っています」。日々の生活の折々に浮かんでくるイメージで、福井さんとはまた違った独自な作品を次々に製作。ちょっとおどけた感じの細工物が好みだ。手に入りにくい布は、自分や母の着物をほどいたり、端切れ屋さんに行ったり、骨董市をのぞいたりして求めるが、「素敵な布でも、ひらめいたらいきなり真ん中からはさみをいれてしまうような大胆な作り方をする時もあるんですよ」と笑う。
ちりめん細工に出会って7年、今も毎日3時間は針を持つという。「夜中の2時、3時まで、静寂の中で作品づくりに没頭しています。好きだから肩もほとんど凝りませんし、自分が撃ちこめるものを見つけることができて本当に幸せだと思っています」。
表台所 『原田千恵子展 -陶磁器-』
原田千恵子さんプロフィール
◆2000年◆
京都市立芸術大学 美術学部工芸科 卒業
◆2000年◆
二人展(ギャラリー サーカス・サーカス/神戸)
◆2003年◆
個展(姫路ヤマトヤシキ)
◆2005年◆
陶芸6人展『靭白夢祭り』(ギャラリー メゾンダール/大阪)
◆2006年◆
第3回 A.A.C.展(アートホール明石)※2012年まで参加
Que sera sera 3(メゾンホール夙川)
4人展『Plants Room』(ギャラリー メゾンダール/大阪)
2人展『和蘭展』(カザノバ/神戸)
◆2007年◆
陶と墨で遊ぶ3人展(Art&Culture PRIDE OF M/神戸)
個展『futa-mono 100』(ギャラリー メゾンダール/大阪)
◆2008年◆
二人展(Art&Culture PRIDE OF M/神戸)
かしましい3人展(カザノバ/神戸)
2人展『la fleur』(ギャラリー メゾンダール/大阪)
3人展『Ceramic Painters』(HYGGE SPACE/神戸)
◆2009年◆
カップルの陶芸展(ギャラリー ARTS AND CRAFTS/神戸)
個展(ギャラリー オスカー/神戸)
干支or小品展(ギャラリー オスカー/神戸)
◆2010年◆
女流陶芸作家展(ギャラリー ARTS AND CRAFTS/神戸)
◆2011年◆
2人展『花鳥のうつわ』(あれやこれや&Machai/赤穂)
CDジャケットサイズ アート展『Ma Chanson Favorite vol.4』(梅田イーマ 1F D-ba)
『吉祥展』(ギャラリーナカノ/山口)※以後毎年参加
◆2012年◆
運気アップアート展(ギャラリー メゾンダール/大阪)
3人展『かすかな記憶』(ギャラリー佑英/大阪)
ARTFUL LIFE』(JR大阪三越伊勢丹)
彫金と陶芸の二人展(カザノバ/神戸)
干支展(京阪百貨店守口店)
◆2013年◆
二人展(トアギャラリー/神戸)
個展(JR大阪三越伊勢丹 アートスポット)
干支展(京阪百貨店守口店)
姫路市在住
新蔵 『灯りオブジェ教室の皆さんの作品展 -手作り灯り-』
山本真由美先生を中心に様々な灯りオブジェを手作りされ、発表されているグループです。林田大庄屋旧三木家住宅で9月8日(月)に開催された観月会の行灯は山本先生にご指導いただきました。どんなオブジェが新蔵を飾るのか私たちも知らされていません。とても楽しみにしています。
下の写真は観月会の時にご協力いただいた作品です。
内蔵 『新日鐵住金 労組 木彫りサークル -能面-』
今年で3回目となる三木家での能面展。毎年見事な能面が内蔵を飾り、伝統芸術の素晴らしさと技能を見せてくれています。
下の写真は昨年の能面展の作品です。