平成22年に三木家の公開が始まって以来、今年で8回目となる三木家の『蔵の作品展』。毎年趣味の域を越えた素晴らしい手作りの作品が三木家の米蔵を始め、内蔵・新蔵に並びます。
作品の中には、野菜紙漉作品などの含まれ、今年もこれまでに劣らず素晴らしい作品が三木家を訪れる方を魅了してくれることと思います。
特別企画として
渡部美智子創作人形展 『懐かしい昭和のくらし』-ふるさとの原風景は心のぬくもり-
同時開催として
穴田さんちの夫婦ふたり展 『布遊びと竹細工』
チラシには掲載しておりませんが、手描き友禅染 『岩城紀美子作品展』も展示します。ノスタルジーな秋と三木家『蔵の作品展』をぜひお楽しみください。
蔵の作品展
- 開催期間:平成29年11月17日(金)~12月4日(月)
- 公開日:金・土・日・月・祝
- 公開時間:10:00~16:00(入館は15:30まで)
- 入館料 一般300円・高大200円・小中100円
- 姫路市高齢者福祉優待カード・どんぐりカード・障がい者手帳をお持ちの方はご提示ください。減免(無料)対応となります。
特別企画 渡部美智子創作人形展『懐かしい昭和のくらし』
-ふるさとの原風景は心のぬくもり-
粘土と布で作られた渡部美智子さんの作品は、顔のしわ・指の関節など細やかなところまで人を表現した表情豊かな人形です。まるで生きているかのようで、昔のその時の情景がリアルに伝わってきます。渡部さんの作品を通して、ぬくもりのあった昭和の時代そして家族・地域の素晴らしさを思い起こし今一度立ち止まってみませんか。
展示会場:表座敷・玄関座敷
同時開催 穴田さんちの夫婦ふたり展『布遊びと竹細工』
布を使ったパッチワーク風の心あったまる作品で、作者の心が伝わります。生地の色使いや平面な布を立体的に見せるための細工が見事です。作品が納まる額は全てご主人の手作り。
竹で作られたヘリコプター・機関車・車など昔ながらの素朴な竹細工。竹のしなりと柔らかさと細工が見事な調和に目を引く。奥様の布遊び作品を納める額などを作るうちに触発され、昔ながらの竹を使ったおもちゃ作りを始めたと目を細めて話す。その傍らでは奥様が布遊び作品にいそしむ。
作品を通してお二人の心に触れてみては。
展示会場:内蔵
同時開催 手描き友禅染 『岩城紀美子作品展』
三木家蔵の作品展では初めての作品展示となる手描き友禅染。
絹布に着物の友禅の染料を使った手描き作品。紙に描かれたものとは違い、やさしい風合いがどこか懐かしく心が和む。
友禅染の染料の基本の色は7色しかなくアレンジして色を増やし、手書きで何度も色を重ねて描いていくことで色の深みが増している。シャツなどは熱処理後、洗濯も可能だとか。一味違った色合いを見てほしい。
展示会場:離座敷
その他、江戸時代の幻の焼き物『林田焼』(寄贈品)の展示もあります。たくさんの方のお越しをお待ちしております。