林田にある兵庫県指定重要有形文化財「林田大庄屋旧三木家住宅」では、 地元の林田中学校の生徒が三木家の歴史・建物などのガイドを務めています。
おもてなしの心を大切に、自分たちで創意工夫しながら林田の事を伝えたいとがんばっています。江戸時代の大庄屋の暮らし、林田の歴史の一端に触れてみませんか。私たちがご案内します。ぜひお越しください。
※ご予約は不要です。直接三木家にお越しください。
- 活動日:平成30年5月5日(土・祝)
- 活動時間:10:00~15:00
TEL.079-261-2338
〒679-4203 兵庫県姫路市林田町中構74
五節句の一つ『端午の節句』。五節句の『節』とは、唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです。古来中国では、奇数(陽)が重なると良くない事が起こるとされ、それを避けるための行事が行われていたことから、暦の中で奇数の重なる日を取り出して、季節の旬の植物から生命力をもらい邪気を祓うという目的から始まったそうです。
この中国の暦法と、日本の農耕を行う人々の風習が合わさり、定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになったそうです。
この季節ちょうど菖蒲の時期と重なります。強い香りで厄を祓うとされる菖蒲やよもぎを軒に吊るしたり、菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。
時代の流れが、武家社会になるにつれ、「菖蒲」が武を重んじる「尚武」と音が同じであることから、江戸時代以降は男の子の節句とされ、身を守る「鎧・兜」を飾り立身出世を願いお祝いをするようになりました。
季節行事を開催している三木家でも、端午の節句展を開催します。五月人形や長い物で10メートルを超える勇者が描かれた武者のぼりを展示します。また、日本での習わし通り、5月5日(金・祝)には三木家入口の軒に菖蒲を飾ります。ぜひ厄払いをして下さい。
文化財ふれあい企画として林田大庄屋旧三木家住宅にて、『こどもの日お楽しみイベント』を開催します。
大人から小さなこどもさんも江戸時代の文化財にふれあい、昔の暮らしを体感していただければと思っています。
お子様連れの保護者様へ
平成30年5月5日(土・祝)のこどもの日に限り、姫路市内外を問わず中学生以下のお子様は無料でご入館いただけます。
また、お子様連れの保護者様も無料にてご入館いただけますのでこの機会にぜひお越しください。
なお、どんぐりカードをお持ちの園児・児童・生徒は、ご持参下さいますようお願いいたします。
播磨地方で大人気。小さなかわいいお友達も鳴子を持って頑張っている『スタジオ・リズム』のメンバーによる「よさこい踊り」です。
みんなで応援してね
かわいい機関車「ミニSL」が三木家にやってきます。遊びに来てね。
注意 小さな子どもさんは、お父さんお母さんと一緒に乗ってね。
柏餅に使われている柏の木は、神が宿る木とされ、新芽がでて延びるまでは古い葉が落ちないので、子孫繁栄の象徴とされ縁起を担いで食すようになったそうです。
端午の節句のこの日、ほっぺが落ちそうな美味しい柏餅をお一人に一個プレゼント。
小さなお子様にはお菓子入りのこいのぼり箱をプレゼントします。どちらも先着100名様限りです。お楽しみに
端午の節句の当日、「5月5日こどもの日」には、三木家主屋入口の軒に菖蒲を飾ります。邪気を祓い(はらい)、無病息災を願う伝統行事です。今ではあまり見かけなくなりましたが、昔ながらの行事を体感していただき、ぜひご健康で過ごせますように親子で厄払いしてくださいね。
林田大庄屋旧三木家住宅の公開が始まって以来、今年で8回目となる『林田ひな祭り』。
一番古い物は珍しい江戸時代中期の紙雛をはじめ、享保雛など時代を感じさせるお雛様が並びます。明治~大正~昭和~平成までの時代を越えた、様々なお雛様です。また、雛飾り、雛道具やお雛様にまつわる人形なども展示します。お雛さまの歴史や着物・お顔など時代の移り変わりなどが伺えます。「今も変わらぬお雛様に託した願いとの出会い」をお楽しみください。お待ちしています。
開催日 平成30年2月23日(金)~平成30年3月26日(月)
公開日 金・土・日・月・祝
公開時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)
入館料の詳細はこちらから
「ありがとう 命ほっこり明かり展」は、阪神、淡路大震災から学んだ命の大切さが原点です。
この明かり展は、元揖保川中学校美術教諭の山本真由美さんが発案され、2007年からグループで毎年制作されています。山本さんの実妹も神戸で被災、『一瞬が生死を分けた非情さ目の当たりにし、命の大切さを痛感した』そうです。その後の追悼行事で被災地に燈された竹灯籠の光に癒しや生きる希望を感じたと言います。
今年はグループで大作を作り上げておられ、龍野・新宮・揖保川・御津・室津の名勝をそれぞれ受け持ち、切り絵に仕上げ、さらにそれを一つの明かりとして作り上げています。また、他のグループでもそれぞれに明かりに思いを寄せて作られています。
明かりは人の心をほっこりと和ませ、見ているだけで心が温まります。「明かり」の放つ温もりを共有して『命』を感じて頂ければ幸いです。
平成22年に三木家の公開が始まって以来、今年で8回目となる三木家の『蔵の作品展』。毎年趣味の域を越えた素晴らしい手作りの作品が三木家の米蔵を始め、内蔵・新蔵に並びます。
作品の中には、野菜紙漉作品などの含まれ、今年もこれまでに劣らず素晴らしい作品が三木家を訪れる方を魅了してくれることと思います。
特別企画として
渡部美智子創作人形展 『懐かしい昭和のくらし』-ふるさとの原風景は心のぬくもり-
同時開催として
穴田さんちの夫婦ふたり展 『布遊びと竹細工』
チラシには掲載しておりませんが、手描き友禅染 『岩城紀美子作品展』も展示します。ノスタルジーな秋と三木家『蔵の作品展』をぜひお楽しみください。
蔵の作品展
-ふるさとの原風景は心のぬくもり-
粘土と布で作られた渡部美智子さんの作品は、顔のしわ・指の関節など細やかなところまで人を表現した表情豊かな人形です。まるで生きているかのようで、昔のその時の情景がリアルに伝わってきます。渡部さんの作品を通して、ぬくもりのあった昭和の時代そして家族・地域の素晴らしさを思い起こし今一度立ち止まってみませんか。
展示会場:表座敷・玄関座敷
布を使ったパッチワーク風の心あったまる作品で、作者の心が伝わります。生地の色使いや平面な布を立体的に見せるための細工が見事です。作品が納まる額は全てご主人の手作り。
竹で作られたヘリコプター・機関車・車など昔ながらの素朴な竹細工。竹のしなりと柔らかさと細工が見事な調和に目を引く。奥様の布遊び作品を納める額などを作るうちに触発され、昔ながらの竹を使ったおもちゃ作りを始めたと目を細めて話す。その傍らでは奥様が布遊び作品にいそしむ。
作品を通してお二人の心に触れてみては。
展示会場:内蔵
三木家蔵の作品展では初めての作品展示となる手描き友禅染。
絹布に着物の友禅の染料を使った手描き作品。紙に描かれたものとは違い、やさしい風合いがどこか懐かしく心が和む。
友禅染の染料の基本の色は7色しかなくアレンジして色を増やし、手書きで何度も色を重ねて描いていくことで色の深みが増している。シャツなどは熱処理後、洗濯も可能だとか。一味違った色合いを見てほしい。
展示会場:離座敷
その他、江戸時代の幻の焼き物『林田焼』(寄贈品)の展示もあります。たくさんの方のお越しをお待ちしております。