林田焼と河野鐵兜展&蔵の作品展(終了しました)

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ーまぼろしの焼き物ー『林田焼』と林田に深く関わるー幕末の漢詩人ー『河野鐵兜展』を開催いたします。

実は今年の6月に姫路市立書写の里 美術工芸館でも開催されました。多くの方が来館されたと伺っております。姫路市林田町にとって礎とも言えるこの二つをまだまだ多くの人に知ってもらいたい、見て頂きたいという願いから『林田敬業の会』のお力添えをいただき、林田焼が生まれたこの林田の郷にある林田大庄屋旧三木家住宅で開催することになりました。350年経った今も輝きを放つ『林田焼』と林田藩 藩校 敬業館の教授を務め、志士・学者をここ林田から輩出した郷土の偉人『河野鐵兜展』をご覧ください。

林田焼

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林田焼は、江戸時代前期頃の焼き物で、西播磨地方においては一番古くから焼かれていたとされています。京都で活躍した野々村仁清が林田に来訪し指導したとの伝説があります。

林田藩三代藩主 建部政宇(たてべ まさのき 1642~1716)が地元産業奨励のため姫路市林田町八幡宇釜河内東山山麓と上構鴨池(西池)の西北丘陵地の二ヶ所に窯を築き製陶したと伝えられています。

赤字で陶印がある半陶半磁の色鮮やかで高雅な作品は胎土や釉調が京焼きと似かよってはいますが、林田焼は貫入を意識したつくりとなっています。文献も非常に乏しく、藩窯として焼成された期間も数十年と短く、藩の献上品と使われていたこともあり現存する数も限られており、まさにまぼろしの陶器と言われています。

 

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河野鐵兜

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郷土の偉人である『河野鐵兜先生』は、文政8年(1825)に姫路市網干余子浜の医を生業とする家に生まれました。5歳の時から父について漢籍を学び、15歳のとき一夜にして漢詩を100編つくりあげ、神童とよばれるなど、儒学、国学、漢詩、和歌、薬学などに秀で、特に「芳野」の詩は、全国的にも知られています。しばしば姫路の本屋に立ち寄り、立ち読みしては内容を覚えてしまって本を買わないので、店主は鐵兜先生の顔を見ると新刊書を隠したという逸話も残っています。

嘉永4年(1851)、27歳のときに、林田藩主建部政和により、林田藩 藩校「敬業館」の教授として迎えられ、安政元年(1854)からは林田に居を移しました。そして43歳で没し、今年は150回忌にあたります。

林田の自然を詠んだ詩も多く残され、ことに河野鐵兜先生を葬った道林寺あたりの四季折々の情景を好み、よく訪れていました。この墓は後に追分の峠の墓地に改葬されました。

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公開パネルディスカッション『河野鐵兜ってどんな人』

パネラーに、河野鐵兜先生を生んだ姫路市網干の歴史史談会代表の増田政利氏・林田敬業の会そして林田を代表して段 武夫氏・教育委員会文化財課の   岡坂直巳氏・コーディネーターに同じく教育委員会文化財課の宇那木隆司氏をお迎えし、河野鐵兜先生のことを語って頂きます。林田町のイメージキャラクターにもなっている河野鐵兜先生のどんなお話が聞けるのかお楽しみください。

  • 開催日:平成28年11月19日(日)10:30~11:30
  • 会 場:林田大庄屋旧三木家住宅
  • 参加費:無料

蔵の作品展

平成22年に三木家の公開が始まって以来、今年で7回目となる三木家蔵の作品展。毎年趣味の域を越えた『匠』を感じる素晴らしい手作りの作品が三木家の米蔵に並びます。今年もこれまでに劣らず素晴らしい作品が三木家を訪れる方を魅了してくれることと思います。

今年は江戸打ちひもの展示とその作者の斎藤暁美さんによる手作り教室も開催します。ご参加をお待ちしております。

昨年度 蔵の作品展の作品

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ー手作り教室ー 事前申込必要

花結び・小袱紗作品例

『花結び』体験 11月23日(水・祝)13:00~15:00
『小袱紗』作り 11月27日(日)13:00~15:00

  • 場所:林田大庄屋旧三木家住宅
  • 講師:斎藤暁美
  • 参加費:500円(材料費込み)
  • 定員:各日10名(事前申込必要 定員になり次第締切)
  • 申込先:林田大庄屋旧三木家住宅管理事務所
    TEL079-261-2338