松井宏之作陶展と林田七夕まつり

 

土と炎が織りなす備前焼。千年近い歴史を持ち、廃れることなく続く古備前に魅せられて陶芸の道に進んだ松井宏之さんの作陶展を林田大庄屋旧三木家住宅で開催しました。

今年の林田っ子飾りは風鈴。林田こども園・伊勢保育所・山と畑のまるごと園の園児1人1人が描いた風鈴を飾りました。涼やかな音が三木家に響き渡り楽しんでいただきました。

 

端午の節句展&林田国民学校展

昭和16年から終戦直後まで存在した国民学校の資料を中心に戦時下の林田をたどりました。

男の子の立身出世を願った「端午の節句展」も同時開催され、五月人形や鎧兜などが展示し、5月5日には無病息災を願い、菖蒲を軒下に吊るし無病息災を願う軒菖蒲を再現しました。

 

 

林田ひな祭り2023

林田大庄屋旧三木家住宅主屋の茅葺屋根工事中ということもあり、これまでご寄付いただいたお雛様の展示のみとさせていただきました。
どれもその時のお雛様へ思いを託し家の中で飾り、我が子を思いながら過ごしていたことでしょう。
そんな思いに触れながらお雛様を飾りました。

 

林田まちなかあるき2022

林田藩の陣屋をめぐる歴史散策、江戸時代の大庄屋三木家住宅や神仏混淆の名残りを残す寺、西池に浮かぶ須濱神社など歴史街道のまちなかあるきを楽しむことができる姫路市林田町のまちなかあるきですが、今年は雨になってしまいました。

皆さんと一緒にまちなかあるきを楽しむ予定でしたが、江戸時代の藩校「敬業館講堂」にて机上まちなかあるきを実施しました。

文化財課 宇那木先生の説明を聞きながらの江戸時代に思いを馳せ、イメージしながら楽しい時間を過ごしました。

 

2024年5月1日

俳句展2022

林田小学校・伊勢小学校・林田中学校の三校が授業の一環として俳句に取り組み、一年をかけて詠んだ児童・生徒の俳句を林田大庄屋旧三木家住宅で展示しました。

林田大庄屋旧三木家住宅での俳句展は、子どもたちの心をいつもとは違った面から知っていただくよい機会の場となることと思います。今年も良い俳句展となりました。

 

 

蔵の作品展2022

今年も匠を思わせるような手作りの作品がたくさん並び、見る人の心を和ませてくれました。

古布を使い素敵に繰り広げられた布遊びの世界、郷土の作者の思いがあふれる素晴らしいアートを見ることができる作品展です。押し花・折紙・墨絵・書・リメイク小物・リメイク服・写真・陶芸・工芸・編み物など多くの作品をご覧ください。

  • 開催期間 令和4年9月30日(金)~令和4年10月24日(月)
  • 矢木つや子アートギャラリー
  • 宮本博光アートギャラリー
  • 郷土アートギャラリー「趣から匠へ」

観月会2022

 

初秋の月明かりの中、重厚な茅葺きの日本家屋“林田大庄屋旧三木家住宅”を会場に三年ぶりに開催しました。
月あかりコンサートでは、市場誠一さんの電子ピアノと中西ターニャさんのヴァイオリンによる秋の音色を間近に感じて頂きながら楽しんでいただきました。

また、地域の方々が行灯や陶製の灯りを制作してくださり、時間を追うごとに優しい灯りへと変化する作品に、来館された方々の心を魅了されていました。

もう一度写真でご覧ください。

月あかりコンサート

灯り

林田七夕祭りと押し花アート&糸のこクラフト展

昔ながらの七夕飾りが三木家の軒下になびき、風情ある景色が楽しめる林田七夕祭り。

林田七夕祭りの企画展として、『押し花アート&糸のこクラフト展』も開催しました。

押し花アートと糸のこクラフトの皆さんは、普段は『県立ゆめさきの森公園』で活動されているメンバーさんです。今回ご縁があり林田大庄屋旧三木家住宅で作品展をしていただました。花と木の自然材料を使い、童話の中から出てきたような心あったまる作品を作られています。

7月2日の三木家公開記念日にはどなたでも無料でご入館いただき、同日の押し花体験アートでは自分だけの押し花アートに時間を忘れ興じていました。

もう一度写真でご覧下さい。

七夕飾り

押し花アート&糸のこクラフト展

押し花アート体験会

河野鐵兜展と林田焼 同時開催『端午の節句展』

 

 

郷土の偉人である『河野鐵兜』は、文政8年(1825)に姫路市網干余子浜の医を生業とする家に生まれ、5歳の時から父について漢籍を学び、15歳のとき一夜にして漢詩を100編つくりあげ、神童とよばれるなど、儒学、国学、漢詩、和歌、薬学などに秀で、特に「芳野」の詩は、全国的にも知られています。

今回は個人所有の河野鐵兜の遺墨のみならず、龍野歴史文化資料館所蔵の公式調査記録『河野絢夫先生尺牘集』他、個人所蔵の『鐵兜及其交友の尺牘』などを展示します。激動の幕末にありながら、歴史に名を連ねる人たちとの交流を読み解くことができるといっても過言ではないでしょう。当時の天皇も河野鐵兜の名を知っていたとも言われています。

また、姫路市教育委員会文化財課が所蔵する住民から寄付された物品を整理していた時に、『政宇公御手焼龍絵甲(かぶと)皿』と書かれた箱書きが発見され、その箱の中には薄手の陶器皿10枚が入っていました。政宇(1647-1715)は林田藩第3代藩主、伏見奉行・寺社奉行をつとめ伏見の大火では再建に手を尽くしました。

今回は、その『政宇公御手焼龍絵甲(かぶと)皿』のお里帰りを敢行しました。

端午の節句展も同時開催しました。
もう一度写真でご覧下さい。

 

林田ひな祭り

三木家にご寄贈いただたいお雛様と手作りの雄雛様を中心に展示しました。

昨年、一昨年とコロナ感染症拡大により中止となりましたが、今年は最後まで開催することができました。

昔ながらの行事の展示を開催していると色々と行事の歴史を聞かれます。お雛様で多い質問が『どっちが右でどっちが左ですか?』です。

日本では、古くから向かって右側が上席とされ『男雛は向かって右、女雛は向かって左』でした。
それが、明治となり西洋文化を取り入れるようになっていき、大正天皇の即位の礼の時に国際基準に倣った並びとなる予定でしたが、皇后がご懐妊中で天皇おひとりで臨まれました。その後、昭和天皇の『即位の礼』の時、向かって左側を上席とする国際基準にならい、向かって左に天皇、向かって右に皇后が立たれたことで、それ以降のお雛様は並びを変えたと云われています。
しかしながら京都では、古くからの伝統を重んじ『京雛』として昔ながらの配置が用いられています。

色々な歴史を知ることは面白いです。

もう一度写真でご覧下さい。